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4月

生死と向き合う仕事に就く際の心構え

医療現場で医師や看護師として働く場合には、生死と向き合う仕事を担当する機会が多くなるため、様々なケースに対応できるように日ごろから覚悟を決めて業務に取り組むことが重要です。
特に、救急救命センターやICU、ホスピスなどでは、1日で数人の患者さんを看取るということも珍しくありません。患者さんだけでなく、ご遺族へのフォローの仕方についてもしっかりと勉強をすることが大事です。

また、仕事とプライベートの切り替えが苦手な人は、心身ともに疲弊してしまったり、日々の業務への意欲がなかなか
湧かなかったりすることもあります。
おすすめなのは、職員のメンタルヘルスケアに力を入れているところに勤める、先輩看護師の乗り越え方を参考にしてみる、などが効果的です。
新人教育に力を注いでいる医療機関の中には、生死と向き合う場面が多い医療従事者を集めて業務の合間に研修を行ったり、随時ケーススタディやミーティングを取り入れたりしているところも多くあります。そのため、業務中に臨機応変に患者さんに対応をするうえで、長期にわたる教育制度がきちんと整っている医療機関の特徴について、求職活動を通じてよく調べることが大切です。その他、難しい業務に自信を持って対応するには、職場内で業務研修を受けるだけでなく、定期的に同じような立場の医療従事者が集まるセミナーに参加をして、毎日の仕事に役立つ事柄をマスターするなど、自主的に情報収集することも必要でしょう。