11
5月

悲しみを乗り越えて仕事に誇りを持とう

病気やケガなどが原因で、命を落とす人をそばで見ることのある医師や看護師の仕事。必死に治療をした患者さんが亡くなったときや、毎日顔を合わせていた担当の患者さんなどの死に立ち会う際は、辛い気持ちになることも多いと思います。
しかし、だからこそとても誇りに思える仕事だといえます。人の生死に向き合う仕事はなかなかなれるものではありません。その人だからこそ出来る大事な役割なのです。

医師や看護師が出来ることを精一杯やったとしても、生死をコントロールできないことは否応なしにあります。人のためになりたくて、病気やケガに苦しむ人を助けたくて、などを理由に看護師になったのにと、なかなか前向きになれずに辛い気持ちのまま過ごすこともあるでしょう。
しかし、それを悲観することはありません。辛い、悲しいと感じられる自分の気持ちを否定せずに受け入れていいのです。
生死と向き合うからこそ出来ることがある、と感じる人は医師や看護師には多いといいます。看護師になった以上、配属先によっては死と隣り合わせの仕事です。
その人の最期に携われることに誇りを持ち、「あなたに出会えてよかった」と、患者さんやご家族に思われるような看護を目指すことが大切です。
生死と向き合う仕事は「死」というものに思考が陥りがちですが、実は「生」に立ち会うことが出来る時間も割と多いのです。生死に向き合う仕事は様々なものがありますが、その職業としても役目をしっかりと全うすることが出来るようにポジティブに考えましょう。